今年もハロウィンのイベントが間近に迫ってきました。
コスプレイヤーの方は衣装やウィッグ、造形などの準備は進んでいますか?
ハロウィンでの代表的なコスプレと言えば、ゾンビや囚人といったホラー系のコスプレですよね。
実際にハロウィンイベントでも多くのゾンビや囚人達が街を彷徨うことでしょう。
今回は、そんな私も囚人でハロウィンイベントに参加するのですが、今のままだと何か物足りないと考え、造形で何か作ることにしました。
「囚人が使える造形物は何がある?」と考えると、やはり思い浮かんだのは手枷や足枷。
繋がれていた場所から逃げてきた囚人といった設定にも使える便利なアイテムだと思います。
ということで、当記事では囚人達におすすめする、ライオンボードを使って簡単に手枷を作る方法をご紹介します。
使用素材の一覧についてはこちらの記事にまとめています。
使用素材
- ライオンボード 10mm (リアラ、コスプレボードでも可)
- 木の棒 5mm(園芸用支柱でも可)
- 100均のプラスチックのチェーン
- プラスチックの半球 × 2
加工、接着、塗装、その他
- カッター
- はんだごて
- 糸鋸
- グルーガン
- 黒ジェッソ
- 塗装用スプレー(黒)
- アクリル絵の具(銀)
目次
手枷の造形~切り出し~
手枷というと少し厚みがありますよね?
今回はその厚みを再現するために10mmのライオンボードを使用します。
ライオンボードに下書きをして切り出し!
手首の幅に合わせて、ライオンボードに下書きをし、カッターで2枚切り出しましょう。
長さが足りないと腕が入らないということもあるので気をつけてください。
今回は私の手首で14cmくらいで切り出しました。
ガタガタ防止で、切る時はカッターを上から見て、線に沿って切る事をお忘れなく!
手枷の繋ぎとなる部分を切り出し!
切り出した2枚を繋げる部分ですね。
ここでは5mmほどの木の棒を使用していますが、ライオンボードや園芸用支柱で代用しても問題ありません。
糸鋸で好みの長さに切っておきましょう。
手枷の造形~加工~
ライオンボードを加工します。
熱するときは充分に換気してから作業しましょう。
やけどにも注意です!!
切ったライオンボードを変形!
切ることができたら次はライオンボードを熱して手枷の形に変形させます。
手枷の形ってΩのような形をしてますよね?
熱するポイントは、裏面の中央部分、端から1/3、2/3くらいのところ3箇所と、表面の両端から1~2cmくらいのところ2箇所です。
1箇所づつ熱しながら変形させましょう。
変形させたライオンボードを加工!
形の形成
熱して変形させたら、次は形を整えます。
カッターで四隅を切り落とし、ライターやはんだごてで角の面を溶かして形作ります。
手枷の繋ぎ
全体的に丸みを帯びてきたら、手枷の繋ぎとなる部分の加工です。
端の部分の中央に、はんだごてや錐のようなもので穴を空け、糸鋸で切った木の棒を挿し込みます。
挿し込むことができたら、グルーガンで木の棒とライオンボードを接着します。
飛び出している木の棒部分はネジを再現したいため、グルーガンを使って形作ります。
ダメージ加工
ダメージ加工も加えます。
表面が綺麗なままの手枷ってまず無いですよね?
はんだごてやカッターで傷を付けましょう。
手枷の鉄球を造形!
手枷に繋ぐチェーンと、チェーンの先に付ける鉄球部分を作ります。
プラスチックの半球の片側に、ペンチやカッターで割れ目を2箇所に入れましょう。
プラスチックチェーンが割れ目に収まれば、もう片方の半球を被せて接着します。
これでチェーンの先に鉄球を付けることができました。
手枷の造形~塗装~
プラスチックチェーンと作成した鉄球を塗装!
100均のプラスチックチェーンと作成した鉄球を塗装します。
黒スプレーで染めてから銀スプレーを遠くから噴きかけています。
銀のスプレーを遠くからムラができるように噴きかけることで鉄の質感を出しています。
手枷を塗装!
手枷部分はダークな質感を出したいため、黒のジェッソで下地を塗りましょう。
ジェッソが乾いたら、銀のアクリル絵の具を水を使用しないで乱雑に塗っていきます。
これを乾くたびに繰り返すことで鉄の質感を表現できます。
手枷の造形~まとめ~
いかがでしょうか。
最後に出来上がったものを組み合わせて手枷の完成です。
※手枷だと物足りなかったので首枷までつくってます。
ポイントは
- 手首周りのサイズを間違えないように切り出し
- 熱でライオンボードを手枷の形に変形
- 手枷の鉄のような色に塗装
です。
これでいざ囚人のコスプレをするときに、「手枷や足枷を持っていない!」となっても即席で造形できる気がしませんか?
この記事がハロウィンでのコスプレに役立つことができたら嬉しいです。
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