コスプレの造形中に思わず「あー、やってしまった・・・。」と嘆いてしまいそうな失敗ってありますよね?
布の縫い間違いなら、縫ってしまったところを解いてやり直せばなんとかなるかもしれません。
しかし、造形物での失敗となると、素材を買いなおして初めから造形のやり直しになってしまいます。
私も造形を始めたときはよく失敗をしていて、何度も素材を駄目にしたことを覚えています。
当記事では、コスプレ初心者さんが造形でそのような失敗をしないように、よくありがちな3つの失敗例をご紹介します。
目次
造形での失敗~素材のカット~
切り口がガタガタ!
よくライオンボードを切ったときに、「断面がガタガタになるから、ライオンボード嫌い!」という人って結構いますよね?
ガタガタになる大体の人は、素材に対して刃を垂直に入れることができておらず、切ってる最中に刃が傾いてしまっているからです。
典型的な例をあげるとすると、曲線を切るときに刃を傾けて切ってしまうパターンですね。
確かに切りやすいですが、断面が斜めになってしまうため気をつけましょう。
失敗防止のために
切っているときは刃と素材の角度を垂直にすることを意識しましょう。
また、切っているときはカッターを真上から見下ろすようにすることで、刃が傾いていないか確認しながら切ることができます。
横から刃を見ながら切ると、慣れていない限りは絶対に切り口が曲がるので気をつけましょう。
造形での失敗~造形物の大きさ~
サイズ感が変!
造形物がある程度形になったときに「サイズ感がおかしい?」と感じたことありませんか?
全体的に少し小さかったり、サイズが大きすぎたとかならまだマシかもしれませんが、持ち手と刀身の大きさがアンバランスで不恰好だった!となってしまったら、そのような造形物を持って撮影したいとは思いませんよね?
サイズ感が変わってしまう人は、デザインの段階で大きさを視野に入れていない可能性があります。
なんとなくでも大きさをイメージして作り上げることはできますが、それは造形に慣れている人だけでしょう。
失敗防止のために
事前に、最終的な出来上がりのデザインを画用紙などで作っておきましょう。
大きな武器を造形するときなど、画用紙の幅が足りないものは継ぎ足して張り合わせても良いです。
デザインに合わせて素材を切ることができれば、よっぽどのことがない限りサイズ感を間違えることはないと思います。
造形での失敗~造形物の塗装~
スプレーで塗装したら溶けた!
最後の仕上げにスプレーで塗装をしたら、ライオンボードや発泡スチロールが溶けて表面がドロドロになってしまった!という人は結構いると思います。
原因は素材のプラスチック成分が、スプレーの油性成分で溶けているからです。
せっかくここまで作り上げたのに、最後の最後で溶かしてしまうのはもったいないです!
失敗防止のために
きちんと素材の表面に塗装用の下地を塗りましょう。
ジェッソ塗料などで重ね塗りすることで、表面をコーティングすることができるため、スプレーをかけても溶けなくなります。
もしくは、水性のスプレーを使用することで、プラスチック素材を溶かさずに塗装することが可能です。
造形での失敗~まとめ~
造形経験者の方は、おそらくやったことがある失敗ですよね?
- 素材のカットでガタガタ
- 造形物の大きさがアンバランス
- 造形物が塗装で溶ける
素材や作りきった造形物が、それぞれの失敗によって駄目にならないように気をつけましょう。
コスプレ初心者さんが、当記事を読んだことを思い出して、失敗を回避できることを願っています!
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