当ブログではこれまで複数のコスプレ造形を紹介してきました。
そろそろこれらの造形に関する記事を読んで頂いた方は、もう造形に苦手意識もなくなり、コスプレ造形初心者を脱却している頃ではありませんか?
そうなれば後は簡単です。
自分の作りたいものを作り、コスプレをしながら造形物を構えて撮影に臨むことができますね。
私もここからは造形初心者向けの記事ではなく、コスプレ造形のために様々な造形物の作り方を紹介していきますのでお付き合いくださると嬉しいです。
今回の記事では、私が実際に造形した、FFXのティーダの武器であるアルテマウェポンの作り方をご紹介します。
使用素材の一覧についてはこちらの記事にまとめています。
使用素材
- 画用紙、工作用紙(デザイン用)
- ライオンボード 2mm,5mm,10mm (リアラ、コスプレボードでも可)
- 塩ビ版(透明)
- アルミパイプ 10mm幅(園芸用支柱でも可)
- アクリルパイプ 15mm幅
加工、接着、塗装、その他
- カッター
- はんだごて
- 糸鋸
- グルーガン、瞬間接着剤
- 白、黒ジェッソ
- アクリル絵の具(水色、青、緑、金、銀、赤)
目次
コスプレ造形~デザイン~
まずは画用紙を使って造形物のデザインから!
すでにお決まりとなっているデザインからです。
これをやらないと、完成したときの大きさや、バランス、見た目に影響が出てしまうので、作りたいもののイメージを固めるためにもきちんと画用紙にデザインしましょう。
コスプレ造形~ボディ~
10mmのライオンボードでボディの造形!
画用紙にデザインができたら、10mmのライオンボードに下書きし、切り出します。
ティーダの武器はどれも大きく、全体的な厚さの見た目と強度を考慮して10mmのライオンボードを2組切り出し、重ねています。
切り出したら、ボディとグリップを繋げる支柱を入れるために深さ5mmの溝を彫っておきましょう。
塩ビ版で強度の補正とエッジの支えを造形!
アルテマウェポンのエッジ部分を支える芯として、塩ビ版を使用します。
前の記事でもあったように、ボディから少し大きめに塩ビ版を切り出し、2枚のボディに挟むことでエッジの支えを造形します。
切り出したら、ボディに彫った溝に合わせて塩ビ版をカットし、アルミパイプと塩ビ版、2枚のボディを重ね合わせて瞬間接着剤で接合しましょう。
コスプレ造形~エッジ~
2mmのライオンボードでエッジの造形!
ジタンの武器を造形したときと同様に、ライオンボードの余り部分を使用して三角形の支えを作ります。
支えは等間隔に配置し、一通り配置し終えたら2mmのライオンボードでエッジを作ります。
ボディ側に沿ってライオンボードを瞬間接着剤で貼り付け、塩ビ版側で飛び出したライオンボードがあればカットしましょう。
コスプレ造形~グリップ~
アクリルパイプにライオンボードでグリップの造形!
グリップに使用するのはアクリルパイプです。
糸鋸で任意の長さに切り、2mmのライオンボードを瞬間接着剤で巻きつけましょう。
巻きつけたら、画像のようにライオンボードの余りを使用して装飾します。
ポンメル部分は10mmのライオンボードを重ねて、カッター、はんだごてで加工しています。
※写真が無かったため塗装後です。
コスプレ造形~分割構造~
ボディとグリップ部分の分割部分!
ボディとグリップ部分を分割できるようにしています。
ボディから飛び出しているアルミパイプを任意の長さに切り、アルミパイプの4辺にライオンボードを接着します。(4辺のライオンボードはグリップのアクリルパイプより少しだけ大きめに)
少し大きめに切られたライオンボードがクッションとなり、アクリルパイプとボディを繋げることができます。
コスプレ造形~紋様~
5mmのライオンボードで紋様の造形!
紋様を工作用紙などにデザインします。
デザインに合わせて紋様を5mmのライオンボードで切り出したら、ライターやはんだごてを使用して角を落とし、溝を彫ります。
ライターやはんだごてを使うときはやけどに注意し、充分に換気してください。
コスプレ造形~塗装~
黒ジェッソ、アクリル絵の具で全体を塗装!
アルテマウェポンの色味をやや暗めにしたかったために、ボディ、エッジ、グリップ部分の下地は黒のジェッソで、紋様やポンメルは明るく目立たせるために白のジェッソで下地塗装しています。
下地が乾いたら、それぞれのパーツをアクリル絵の具で塗装します。
アクリル絵の具も乾いた後に重ね塗りすることで、色を濃く発色させることができます。
ただし、重ねすぎると絵の具がひび割れてしまうことがあるため注意が必要です。
コスプレ造形~完成~
いかがでしたでしょうか。
今回はFFXのティーダのアルテマウェポンの作り方をご紹介しました。
- 造形物のデザイン
- ボディとエッジの仕組み
- ボディとグリップの分割構造
- 塗装
どの武器造形でも上記4つの工程は共通です。
当記事を参考にぜひ作りたいものを作り上げてみてくださいね。
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