コスプレでの造形、ウィッグなどを作っているときに「接着や固定の時間」に困ったことありませんか?
接着剤が乾くまで待てないときや、ウィッグを立たせたいけど固定に時間がかかるなど、色々悩むことってありますよね。
そのようなときに、持っていると便利なのが「グルーガン」です!
グルーガンとは、グルーと呼ばれている固形状の樹脂を熱によって液状に溶かし、その樹脂を流し込んだ部分が乾燥することで物体を接着できるという道具です。
私もよくウィッグを作るときや、造形でグルーガンを使用して時間の短縮を図っています!
当記事では、時間短縮に便利なグルーガンの使用パターンとその注意点を説明します。
目次
グルーガンの使い方~造形物の接着~
コスプレボードやライオンボードで作ったものを繋ぎ合わせるとき、透明で接着面も綺麗になる瞬間接着剤を使う人が多いと思います。
しかし、瞬間といっても乾燥するまで時間がかかるし、その間は接着面を固定しておかないとすぐにずれてしまいうなんてことも。
グルーガンを使うことで、乾燥が速く接着剤が不要!
グルーガンを使うメリット
グルーガンで押し出されるグルーは、粘性なので接着面がずれづらく乾燥が速いので、流し込んで数秒待てばあっという間に接着することができます。
例えばコスプレボード同士を接着するときに、接着剤を使った場合は接着面をしばらく押さえておく必要がありますが、グルーガンならほんの数秒で固定し接着できます。
また、失敗しても再度熱を加えグルーを溶かすことで、簡単に引き剥がすことができるためやり直すことも容易です。
グルーガンを使うデメリット
グルーガンを使う際のデメリットとしては、表面がつるつるしたアルミや鉄のような素材は凹凸が少ないため、グルーが食いつかずに剥がれてしまいます。
また、グルーは高熱に弱いため、熱が当たると固まっていたグルーが溶けて、接着がはがれてしまうことがあるので注意しましょう。
グルーガンの使い方~ウィッグの固定~
ウィッグの毛を立たせるときや、動きをつけるときって、ドライヤーにアイロン、専用のワックスを使ったりしますよね?
しかし、毛の長さや重さやによっては固定するのに時間がかかってしまうことも。
グルーガンを使うことで、根元を固定し芯材に!
グルーガンを使うメリット
ウィッグにグルーガンを使うメリットは、毛の根元にグルーを流し込むことで、毛の方向を固定することができます。
立ち上げたい方向に毛を引っ張ったまま、根元にグルーを流し込み接着することで、毛の向きをあっというまに固定することができます。
あとは周りの毛を使って立ち上げた部分と根元を覆い隠すことで、ウィッグの立ち上げをきれいに作ることができます。
イメージとしては前髪がM字に立ち上がってるような2次元ウイッグなどですね。
グルーガンを使うデメリット
ウィッグにグルーガンを使うデメリットは、グルーが変に毛に絡んでしまうと取り返しのつかないことになることです。
しっかりとブロッキングをし、立ち上げたい部分だけにグルーを付けるように注意しましょう。
グルーガンの使い方~衣装の接着~
縫い付ける布を忘れたときや、ミシンだと縫えそうにない部分ってありますよね?
手縫いならできそうだけど、時間がかかってしまうから作業が終わらないなんていうことも。
グルーガンを使うことで、布同士を接着!
グルーガンを使うメリット
衣装にグルーガンを使うメリットは、衣装は繊維でできているためグルーの食いつきがとても良く、引っ張っても簡単には剥がれないところです。
ミシンでは届かない部分への接着やちょっとしたデザインなどにも便利です。
グルーを搾り出して、布を重ね合わせるだけなのでかなりの時間短縮ができるでしょう。
グルーガンを使うデメリット
衣装にグルーガンを使うデメリットは、洗濯には向いていません。
食いつきがよければ剥がれることはありませんが、洗って繊維が伸縮したときに剥がれてしまうことがあります。
グルーガンを衣装に使う際は、本当に急いでいるときや、どうしようもなく使わざるを得ないときだけにしましょう。
グルーガンの使い方~まとめ~
いかがでしたか?
時間短縮に使えるグルーガンの使い方を説明しました。
- グルーガンを使った造形物の接着
- グルーガンを使ったウィッグの固定
- グルーガンを使った衣装の接着
造形物の接着では瞬間接着剤の代わりに、ウィッグの固定ではワックスやコテの代わりに、衣装ではミシンの代わりにとグルーガンはとても万能選手です。
どうしても時間がないという人は、この記事を思い出してグルーガンに頼ってみてくださいね!
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