コスプレウィッグの加工で、パーマをかけるのって結構大変ですよね?
地毛でパーマをかけるとしたら美容師さんに専門の機械でやってもらえば良いですが、ウィッグにパーマとなると、機械があるわけでもないためそう簡単にはいきません。
では、どうやってパーマをかけたら良いの?ということになると思いますが、パーマをかけるにはいくつか方法があります。
それは、ヘアアイロンを使ってウィッグの毛を巻いたり、ウィッグの毛をカーラーに巻きつけ熱湯につける方法、ウィッグの毛をカーラーで巻き、ドライヤーで熱するなど様々です。
今回の記事では、私が直近のコスプレでうまくパーマがかけられた例があったため、ウィッグの毛をカーラーに巻き付けてお湯につける「お湯パーマ」を使ってウィッグにパーマをかける方法をご紹介したいと思います。
ヘアアイロンやドライヤーで熱する場合、部分的に熱を加える必要があるため、少し時間がかかってしまうのがネックですが、お湯パーマであれば一回で全体にパーマがかけられるため、時間短縮ができるのでおすすめです!
目次
ウィッグのお湯パーマ~事前カット~
パーマの前に毛の量を適度に減らす!
買ったままのウィッグは、毛の量がとても多いです。
そのままではカーラーを巻きづらいため、すきばさみを使用して毛量を減らしていきましょう。
この時の注意点としては、毛の長さを短くしすぎないようにしてください。
ウィッグにパーマがかかると、想定していた長さよりも仕上がりが短くなってしまうことがあります。
前髪であれば鼻先くらい、横髪であれば頬にかかる程度にしておくと、パーマがかかった後の調整がスムーズにできるでしょう。
ウィッグのお湯パーマ~パーマをかける~
カットしたウィッグにカーラーをセット!
パーマをかけたい形に、カーラーを巻き付けていきます。
キャラクターのパーマの形にもよりますが、結構適当に巻いてしまっても大丈夫です。
ポイントは毛先を巻くというよりは、根元から巻くイメージです。
すきばさみでのカットが足りないと、毛量が多くてカーラーが弾かれてしまうケースもあるので、適宜調整してください。
私が今回作成したウィッグは、僕のヒーローアカデミアの緑谷出久のウィッグなため、上巻き、下巻きを交互に繰り返してカーラーを付けています。
お鍋にお湯を沸かしてウィッグをドボン!
いよいよカーラーを巻いたウィッグにパーマをかけていきます。
底の深いお鍋にお湯を沸かし、沸騰ギリギリ手前くらい(鍋の中で泡が浮き始めるくらい)で火を止めます。
※お鍋がなければ風呂桶など、ウィッグが浸かるものがあれば可。お湯は電子ケトルで沸かすのもあり。
火を止めたら、カーラーを巻いたウィッグをお湯の中に沈め、全体が浸るように沈めます。
大体3分程度お湯に沈め、そのあとはウィッグを取り出して氷水に浸けましょう。
完璧に熱が取れるまで氷水に浸したら、カーラーを取って乾かせばお湯パーマの完了です!
※お湯に沈めてから乾かすまででおよそ10分程度です。
ウィッグのお湯パーマ~仕上げ~
パーマを戻しつつ、ウィッグをカット!
お湯パーマによってかかったパーマは、かなり強烈にパーマがかかります。
※私は乾かしたウィッグを見て、正直ゴミができたと思いました。
そのままではパーマがかかりすぎている状態なので、あきらめずにドライヤーと手串で少しずつ戻してあげましょう。
あとはウィッグスタンドに乗せたり、自分でウィッグを被ってみてパーマのかかり具合を調整します。
すきばさみで毛先を整え、ボリュームの出すぎている部分は減らしてしまってOKです。
ワックスで全体的に整える!
最後にウィッグ全体にワックスを馴染ませ、毛束を作り整えます。
毛の根元は少し大きめに、毛先が細めになるようワックスで調整しましょう。
そうすることで、2次元でよくあるウィッグの雰囲気を作ることができます。
ウィッグのお湯パーマ~まとめ~
いかがでしたでしょうか。お湯パーマを使ったウィッグにパーマをかける方法を説明しました。
ヘアアイロンを持っていないという人や、ドライヤーでやるのが面倒くさいという人、あまり時間がない人にはお湯パーマをぜひおすすめします!
ポイントは
- 毛量を減らして、カーラーをしっかりつける。
- お湯につけた後はしっかりと冷ます。
- パーマがかかった直後はぐちゃぐちゃだけど、あきらめずに整える。
です。
これからウィッグのパーマを試そうと思っている人は、当記事を読んでお湯パーマを試してみてくださいね!
お湯パーマを使って作ったウィッグはこちらの写真
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