「いざ造形することになったけど、素材とか道具って何を使えば良いの?」なんて思ったことありませんか?
コスプレ造形を初めてやろうと思ったときに、何を素材に使って良いのかなんてわかりませんし、実家がホームセンターでもない限り、道具がお家にあるなんてことはないですよね。
でも大丈夫!コスプレ造形をするためにどんな素材が必要で、どんな道具を使って造形しているのか、この記事でご紹介します。
目次
造形するための素材
造形の素となる素材!
工作用紙
造形物の下書きや、型紙などに使います。
また、強度は落ちますが武器の刃の部分など、造形物の一部としても使えます。
ライオンボード(リアラボード、ソフトボード)
武器、鎧、アクセサリーなど幅広い使い道がある素材で、造形物のメインとなる素材です。
厚さ、サイズに種類があり、カット、変形、巻きつけなど様々な使用方法があります。
- 1.5~3mmは主に持ち手に巻きつけたり、紋様を作ったり細かい部分へ
- 5mmは鎧の一部やアクセサリー、剣の刀身などへ
- 10mmは鎧のメイン部分や、大き目の武器の刀身などへ
塩ビ版
プラスチックでできている板で、武器の刃の部分や、芯材、防具の一部を造形するときに使えます。
色にもいくつか種類があり、透明の塩ビ版を使うことで透けている感じを演出できます。
- 0.5mm厚がカッターでも切りやすくおすすめの厚さです。
塩ビ管(塩ビパイプ、ビニールパイプ)
よく水道のパイプとして使われている素材です。
用途としては、武器の持ち手として使うことが多いでしょう。
大き目の斧や釜の持ち手を分割したいときに役立ちます。
- 直径は30mm~40mmがおすすめで、大型の武器だと50mmほどがおすすめです。
- ホームセンターで実際の大きさを見て購入しましょう。
造形するための道具
素材を切るのために必須!
ハサミ
工作用紙や薄めのライオンボードなどを切るために使います。
サイズや種類が多いですが、100円均一に売っているようなハサミでも問題ありません。
私は、小さいものなどを少し切りたいときに使っています。
カッターナイフ
塩ビ版や、ライオンボードを切るときに使います。
こちらも種類は豊富ですが、切れ味重視で選んだほうが良いでしょう。
- おすすめは、オルファ社の特専黒刃カッターです。
デザインナイフ
ハサミで切れないような細かい物を切るときに使います。
ライオンボードや工作用紙で紋様を作ったり、小さな穴を空けたいときに便利です。
こちらも100円均一のもので大丈夫です。
糸ノコギリ
塩ビ管や、木材を切るときに使います。
東急ハンズに売っているような、刃を付け替えられるタイプがおすすめです。
- プラスチックパイプや、木材、アルミまで切れる刃がセットになっているものもあります。
素材を変形させるために必須!
ヒートガン(ドライヤー)
ライオンボードを変形させるときに使用します。
ライオンボードは熱を加えると変形するため、曲げたり角を丸めることができます。
- ヒートガンで熱することで簡単に変形させることができます。
素材を接着するために必須!
瞬間接着剤
ライオンボード同士の接着や工作用紙の貼り付けに使います。
100円均一の瞬間接着剤が意外と優秀で、ライオンボード同士の繋ぎ目が見えないくらい綺麗に接着できます。
グルーガン
接着作業なら何処ででも使えます。
ライオンボードや工作用紙、塩ビ版など今回紹介している素材ならどれでも接着することができるでしょう。
ただし、塩ビ版などの表面がつるつるしている素材の場合は接着しにくいので、表面を削ったりと工夫が必要です。
塗装に使う道具
造形物を塗装するために必須!
塗装下地
塗装前の下地に使います。
発色の保護や、絵の具の吸着と、下地を塗ってから塗装する場合と塗らずに塗装した場合では仕上がりの綺麗さに明確な差が出ます。
白ジェッソで下地を塗ると明るい仕上がりに、黒ジェッソで下地を塗ると暗めの仕上がりになります。
- おすすめはリキテックス ジェッソ、東急ハンズなどでもよくみかけます。
アクリル絵の具
アクリル絵の具は造形物の塗装に使います。
乾燥が速く、乾燥後は水に強いという性質を持っており、素材への吸着が良いため様々な素材に使用できます。
また、重ね塗りをすることで色味に変化をつけることができます。
- おすすめは発色が良く、ツヤのあるリキテックス ベーシックシリーズです。
スプレー
スプレーも同様に造形物の塗装に使用します。
ムラになりやすく失敗しやすいので、必要のない紙などに練習してから使いましょう。
スプレーは一度に広範囲に吹きかけることができるため、時間の短縮にもなりますし、吹きかけ方によっては簡単にグラデーションをかけたりできるためデザイン性に強いです。
- おすすめはハンズによくある素材を溶かしにくいアサヒペンのアクリルスプレーです。
- ツヤあり、つやなしに色の種類が豊富です。
造形するための素材と道具のまとめ
いかがでしたか?これが私流の素材と道具の一覧です。
基本は
- 造形の本体となるライオンボード!
- 素材を切るための道具!
- 素材を接着するための道具!
- 素材を塗装するための道具!
があれば、造形するのには足りると思います。
人によっては違う素材や接着剤を使っているため、この記事の内容が全てではありませんが、これから造形を始める初心者さんの参考になれば良いなと思います。
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