レイヤーが語る撮影テクニック~夜景を背に被写体を綺麗に撮る方法~

テクニックの夜景のサンプル Photo

今年も冬が近づき、各地でイルミネーションが始まりました!

カメラに少しでも触れたことがある人や、コスプレをしている人は、イルミネーションの撮影をしたり、イルミネーションを背景にポートレートやコスプレを撮影したいと思ったことはありますよね?

「でも、夜の撮影って難しいんじゃないの?」となる人も多いと思います。

実際に私もカメラを扱うようになってから様々なものを撮影するようになりましたが、イルミネーションを背景にした写真撮影は失敗続きでした。

しかし、ある方法を編み出してからは、イルミネーションを含んだ写真を上手く撮影することができるようになったんです!

当記事では、イルミネーションを背景に被写体を明るく綺麗に撮影するテクニックをご紹介します。

用意する機材

  • 一眼レフカメラ
  • 単焦点レンズ(F値が低く固定できればその他でも可)
  • スピードライト
  • ラジオスレーブ(本体とスピードライトに設置)※リモコンシャッターとして使用
  • 三脚

イルミ撮影テクニック~カメラの準備~

カメラをイルミネーション撮影用に設定!

まずは撮影するためのカメラ側の設定です。

カメラ設定

  • 撮影モード  マニュアルモード
  • ISO  100固定
  • F値  開放 ~ 2.8程度
  • シャッタースピード  1/2 ~ 1/8程度

F値はピントがしっかり顔に当たる範囲で絞ります。

シャッタースピードを遅くし、イルミネーションの光りを多く取り込むことができるようにしましょう。

ラジオスレーブとスピードライトの設定!

ラジオスレーブをカメラ本体のホットッシューに装着し、付属しているケーブルでラジオスレーブとカメラ本体を接続します。

次に、スピードライトをもうひとつのラジオスレーブのホットシューに接続し、スピードライト側のラジオスレーブのボタンを押してスピードライトが発光し、カメラのシャッターが切れたら準備OKです。

スピードライトの光量は、被写体のみを照らすための光量に設定します。

被写体との距離にもよりますが、1/64~1/8で調整してみてください。

ディフューザーがあれば、スピードライトに装着することで光をやわらかく広げてくれます。

イルミ撮影テクニック~撮影方法~

三脚にカメラを乗せて遠隔シャッター!

撮影するときの機材配置は画像のとおりです。

テクニックの夜景の上図

背景としたいイルミネーション、被写体、三脚に乗せたカメラを直線状に配置し、ピントを被写体に合わせましょう。

この時点のカメラの設定では被写体が暗く、オートフォーカスが効かない場合があるため、ペンライトなどの補助光を被写体に当てて一時的に明るくし、オートフォーカスを有効にします。

ピントが合ったら、あとはスピードライトを被写体に向けながらラジオスレーブを使用してシャッターを切るだけです。

カメラは三脚で固定されているため、手振れを気にせずに背景のイルミネーションを取り込みむことができます。

手持ちのスピードライトで近くから被写体を照らすことで被写体のみを照らすことができて、イルミネーションの光をスピードライトの光で消してしまうことを防ぎます。

このとき、カメラの放射線状にいると自分が写真に写りこんでしまうので気をつけましょう。

イルミ撮影テクニック~まとめ~

いかがでしたか?

イルミネーションを背景に被写体を綺麗に撮影するテクニックのポイントは

  • 三脚を使うことでシャッタースピードを下げ、手振れせずにイルミネーションを取りこむ。
  • ラジオスレーブを使用することでカメラに触れずに遠隔でシャッターを切る。
  • スピードライトを近くから発光することで、被写体のみを明るくする。

です。

ライトスタンドを使用できれば、スピードライトをわざわざ手持ちにする必要はありませんが、イルミネーションの会場は一般の人もおり、混雑していることが多いです。

周りの迷惑にならないよう注意しながら撮影に臨みましょう!

今回のこの方法で撮影した写真はこちら

テクニックの夜景のサンプル

model:田中(@tanakamhoshi)掲載許可済み

 

今回の記事で撮影に使用した機材はこちらで紹介しています。

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