コスプレの撮影で、スモークを使った特殊撮影をしてみたいと思ったことはありませんか?
スモーク撮影では、アイドルステージや戦闘シーンなどの背景にスモークを撒き、様々なアクセントを写真に加えることができます。
コスプレイヤーさんにとって、スモークを使ったカッコイイ特殊撮影ってあこがれますよね。
「でも、スモーク撮影って難しいんじゃないの?」となる人も多いと思います。
実はスモーク撮影って、カメラとスピードライト、黒い背景にちょっとしたスモークを撒けるものさえあれば簡単にできちゃうんです!
当記事では、そんなスモーク撮影をやってみたい人に向けた、思ったよりも簡単にできるスモークを使った特殊撮影のやり方をご紹介します!
用意する機材
- 一眼レフカメラ
- ズームレンズ
- スピードライト × 4
- ワイヤレストランスミッター
- ライトスタンド × 4
- ルーセント(透過)アンブレラ × 2
※やりたいことによってスピードライト、ライトスタンド、アンブレラは減らしても大丈夫です!
目次
スモーク撮影テクニック~撮影準備~
スモークを撮影するためのカメラの設定!
まずは撮影するためのカメラ側の設定です。
カメラ設定
- 撮影モード マニュアルモード
- ISO 100固定
- F値 5.6~8
- シャッタースピード 状況に応じて手振れしない範囲に
スモークはゆっくりと流れるため、水のときのようにシャッタースピードを早くする必要はありません。
被写体にピントがしっかり合うようにF値を絞り、手振れしない程度のシャッター速度を確保してください。
スピードライトの設定とカラーフィルター
スピードライトは、被写体用とスポットライト用、または色づけ用として使用します。
カラーフィルターを被せてスポットライト用として使っても良いですし、カメラの画角の外からスモークへ色を付けるために使用しても良いです。
被写体用スピードライトの設定
- スピードライトA 1/8 ~ 1/16 フィルタ無し
- スピードライトB 1/8 ~ 1/16 フィルタ無し
スポットライト用、色付け用スピードライトの設定
- スピードライトC 1/2 ~ 1/8 好みのフィルター
- スピードライトD 1/2 ~ 1/8 好みのフィルター
※スピードライトの位置は後続の画像参照
スモーク撮影テクニック~スモークの撒き方~
被写体と背景の間に小出しに撒く!
スモークを撒く位置は、被写体に少し被るか、被写体と背景の間に向かって撒きます。
スモークが被写体に完全に被ってしまうと、スモークによって被写体が隠れてしまい、ただのシルエットになってしまうため注意しましょう。
大体のスモークマシンは、ボタンの切替でスモークが噴出されます。
スモークを出し続けるのではなく、ボタンを何度も切り替えて小出しに出しましょう。
ペットボトルなどで部分的に撒く!
ペットボトルなどの容器にスモークを閉じ込めて、纏わせたい部分に容器からスモークを出せば持っている武器や身体の一部など、部分的にスモークを纏わせることができます。
スモーク撮影テクニック~撮影方法~
機材配置は黒バック潰しの応用!
撮影するときの機材配置は画像のとおりです。
スポットライトにする場合は左図、スモークの色付けのみをやりたい場合は右図になります。
スモークの出始めを狙う!
シャッターを切るタイミングは、主にスモークの出初めを狙います。
出始めはスモークが充満していないため、スモークの線がスピードライトによって強調され、スモークがまとわり付くような写真を撮影することができます。
一方、スモークが溜まってしまうともったりとしたスモークとなり、被写体を覆い隠してしまうので、適度にスモークを抜いてください。
スモークの出始めを狙い、スモークを抜く作業の繰り返しで撮影を行います。
スモーク撮影テクニック~まとめ~
いかがでしたか?
スモークを使った特殊撮影で必要なのは
- 黒バック潰しのカメラ設定
- スモークを撒く位置に注意する
- スポットライトや色付け用ライトでスモークを目立たせる
です。
スモーク撮影はやってみるとそこまで難しい撮影ではありません。
ただし、スモークの位置など納得の行く作品が出来上がるまでは、何度もシャッターを切って撮影しなければならないため、どちらかというと回数をこなすための気合が必要です。
興味がありましたら、当記事を参考にスモーク撮影に臨んでみてください!
今回気合を入れて撮影した写真はこちら
model:サイトウ(@3110tokifuji)掲載許可済み
※写真ではA,Bのスピードライトを左から当てていて、スモークは右側から出しています。
今回の記事で撮影に使用した機材はこちらで紹介しています。
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